あの雑貨が山盛り売られている、超大手ディスカウントストアのドン・キホーテが手を出した驚きの新ジャンルで発売したUMPCシリーズ第一弾、
NANOTE(型名UMPC-01-SR)
です。
家電や多くの家具・雑貨などを取り扱い、いくつかの家電などは自社生産(というか自社ブランドで出している)もあるドン・キホーテではありますが、まさかのUMPC業界にも殴り込みです。
2017年頃から、「MUGAストイックPC」という名称で、10インチという、モバイルなノートパソコンを発売し、その後かなり大きくなった14インチノートパソコンを第二弾として発売したりと、数年おきにノートパソコンも発売しておりましたが、まさかの超小型、これまでのほぼ半分サイズな、7インチディスプレイのUMPCを発売です。
しかも、発売当時、他の台湾・中国のメーカーなども7インチのUMPCなどを発売しておりましたが、だいたい価格帯は、6万円~10万円くらいが定番だったところ、このドンキのNANOTEは、まさかの価格、
19,800円(税込20,790円)
というとんでも価格で殴り込みをかけてきました。
その価格だけでも衝撃的でした。
肝心のスペックの方は、というと・・・だいたい当時流行っていた、タブレットPCの多くのものとスペック的には似たり寄ったりですね。
CPUには、Cherry Trail世代のAtom CPU(GPU内蔵)、4コアで、低電力でもそこそこ動く、ということで、当時多く採用されていましたし。
メモリはWindows10が動く最低限度な感じの、4GB(ちょっと重い作業やマルチタスクをするには厳しい)。
ストレージは、ハードディスクよりはよいものの、SSDの速度には遠く及ばないeMMC、しかも64GBとWindowsマシンとしては心もとない。
と、少々スペック的には弱めなマシンではあります。
ゲームを行うならば、低スペック環境も想定されて軽量にチューニングされているブラウザゲームくらいまでが限界かと。
熱伝導シートでCPUの熱が筐体全体に伝わり放熱することでファンレスを実現、また、ストレージがeMMCなことで、動作音がまったくないため、使っていても静かなのはよいですね。
※時折小型なのに高性能にし過ぎてファンが爆音で回る機種もあるもので
公表されているスペック一覧です。
型番・名称 | NANOTE UMPC-01-SR |
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初期OS | Windows10 Home |
ディスプレイ | 7.0インチ IPS WUXGA(1920×1200ドット) |
CPU | インテル Atom x5-Z8350(Cherry Trail)1.44GHz/4コア |
GPU | Intel HD Graphics 400 (プロセッサ内蔵) |
PassMarkスコア | 893 |
ストレージ | eMMC:64GB(増設不可) |
メモリ容量 | 4GB LPDDR3-1600 |
重量 | 520g |
インターフェイス | microHDMIx1、USB Type-C(電源供給兼用)、USB3.1 Gen1(USB3.0)x1、microSDスロット(256GBまで) |
バッテリー | 5000mAh |
充電 | 付属ACアダプタ Type-C(PD対応 12Vも可) |
発売 | 2020年5月1日 |