ちょっとパソコン好きでもなじみの薄い小型パソコンです。

通販等で売っている時（Amazonとか）も型番・機種番が出ていないで、

Zwide 8インチパソコン

とかで売りに出されていることが多いです。
今回ご紹介の、

intel N100　搭載で画面8インチの Zwide 社製UMPC

というと、この　NA08H　になります（なかなかこの型番に辿り着かないことが多い）。

一時期人気の高かった7インチ、8インチサイズで軽量、持ち運び便利なクラムシェル型PCというと、
CPUが、Atomか、Celeron の N4120 前後のものが多くて（CPUのPASSMARKスコアで言うと1000～2000前後）、
メモリも4GBか8GBが定番。

もちろん、持ち運んでちょっと出先で開いて軽くメモ取るとか、ライターさんで文章打つだけ、にはスペックとして十分ではあるのですが、カフェや、リモートオフィス等に持ち込み、少し仕事として本格的に使いたい時には、
CPU、メモリともに力不足を感じるものは多かったです。

そこに、力を入れ、かゆいところに手の届いた一品。

CPUは、Celeron系ではありますが、かなり新しい、Intel N100 （PASSMARKスコア5000越え）、
メモリも8GBでは最近のマルチタスク当たり前のパソコンの使い方では少し不安な方用に、ちょい足しの12GB
それでいて、ノート用省エネCPUなので、バッテリーの持ちも従来とほぼ変わらない、という、

純粋に戦力だけアップしたありがたいUMPCになっています。

なお、同タイプの8インチディスプレイのUMPCの多くは重量650g越えなのに対して、
高性能ながら、628gと、重量はかえって軽くなっていて、

最近流行りの、新型ゲーミングモバイルPCと呼ばれる、携帯型ゲーム特化パソコン（値段は高いが、よいCPUを積んでいる）を除けば、軽さ、性能、大きさと、小型パソコングループの中でもかなり優秀な部類に入るかと。

・電源に指紋認証センサー搭載
・8インチUMPCの中ではかなり軽量
・8インチクラムシェルタイプのUMPCの中ではCPUが秀逸
・変則的ながら日本語配列キーボード（日本語入力モードを多用するユーザーにはありがたい）

・キーボード主要キーのキーピッチが広くて打ちやすい代わりに一部記号キーなどの幅が狭く打ちづらいところも
・CPUが高性能ゆえに発熱が強い
・発熱のためファンが高回転で音がうるさい

※発熱問題について
口コミなどから情報をまとめると、
発熱・ファンの高速回転問題については、そもそもこのサイズのPCで動かすにはCPUの N100 は高性能過ぎるくらいなので、
設定やアプリケーションで、TDPの最大値を下げておくことで発熱・騒音はある程度抑えることが可能

・電源モードを変える
Winスタート→右クリック→電源オプション→電源モードを「トップクラスの電力効率」に設定。
処理能力が少し落ちる代わりに各種発熱が抑えられます。

・フリーソフトで制御
フリーソフト「ThrottleStop」
https://forest.watch.impress.co.jp/docs/serial/sspcgame/1607061.html
https://www.techpowerup.com/download/techpowerup-throttlestop/

を用いることで、TDPの変更が可能になります。
TDP 6WのCPU N100 を、設定でTDP 3W か 4W 程度に設定することで、CPUの最大能力は発揮されませんが、
発熱は大幅に抑えられます。
※TDPをそこまで抑えても旧型のUMPCのCPU Atom シリーズなどよりははるかに高性能

公表されているスペック一覧です。